花粉症で皮膚のかゆみ?

の陽気に包まれて、過ごしやすくなってきましたねhappy01.gif

花粉症の方も鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどの症状がようやく落ち着きだす頃ではないでしょうか?

ところで、春先はまだ空気の乾燥があるためお肌も乾燥しやすく、全身の乾燥性皮膚掻痒症(皮膚のかゆみ)が出やすい時期です。

また、ここ数週間、首付近から頭にかけての湿疹やかゆみがでる患者さんが多いようです。とくにかぶれたわけでもないのに・・・sweat02.gif

これには実は花粉症との関係があります。先ほども述べましたこの時期の乾燥と、紫外線などで肌のバリア機能が低下していると、角質がめくれ花粉が付着、侵入し刺激となってかゆみや肌荒れなどを起こしてしまいます。健康な肌の状態であれば肌のバリア機能が正常なのでこのような刺激を受けにくいのです。また一般的な花粉症の症状で目のかゆみ、鼻水が出たりしますが、このときに目をこすればまぶたの周りが炎症をおこしたり、鼻のかみすぎで鼻がかぶれたりもするので注意が必要です

花粉対策は単に目や鼻、口から花粉が入るのを防ぐだけでなく低刺激化粧品(当薬局ではNOVhttp://www.nov.jp/index.htm、ドゥーエhttp://2e.maruho.co.jp/を取り扱っております)の洗顔料などで洗顔スキンケアにも心がけましょう

お肌の大敵は乾燥と紫外線です。紫外線のお話もまたお伝えしますdiamond.gif

薬剤師:原口

放射線と体や物に受ける影響について。

恥ずかしながら、大学まで物理は苦手で、習ったはずの単位がテレビで飛び交っているにも関わらず、どれくらいの量で安全なのかどうなのか分かりませんでした。結果で言われる「…で安全と言えるでしょう」で判断という感じでした。

でも、気になる~って方や信用できるのか?って方もいらっしゃると思います。私もその一人です。

細かいとこまで全てを書くと量も多く専門的なことも入ってくるので今回は私個人で気になるとこをpick upしてまとめました。様々なサイトからも参照しております。恐れ入ります。

まず、

放射線の単位(グレイとシーベルトとベクレル) ←これは最近よくメディアででてくる言葉です。

グレイ(Gy):放射線が{物体}に当たった時にどのくらいのエネルギーを与えたのかを表す単位

放射線が{物体}に当たると、エネルギーを{物体}に与えます。グレイ(Gy)は、{物体}が単位質量あたりに放射線から受けるエネルギーの量を表しています。

1グレイ={物体}1kgが受けるエネルギーが1ジュール

      *1ジュール=20℃の水1gを0.24℃上昇させる(1気圧下) 

 

 

シーベルト(Sv):放射線が{人間}に当たったときにどのような影響があるのかを評価する ための単位

シーベルトの値は、まず{人間の体全体}あるいは各臓器等を{物体}と考えて放射線から受けたエネルギー量を出し(グレイの値)、更に人間への影響として数値化するために受けた放射線の種類、受けた体の部位を評価します。(放射線の種類で強さが違い、臓器や組織でエネルギーの受けやすさが異なるため)

ちなみにヨウ素とセシウムはβ崩壊していくのでβ線を放出します。

よくメディアで出てくる数値は小さい値になっています。

1ミリグレイ(mGy)=0.001グレイ(Gy)
 1ミリシーベルト(mSv)=0.001シーベルト(Sv)  1マイクロシーベルト(μSv)=0.001ミリシーベルト(mSv)

 


 

グレイはこの図の{人間}の部分が{物体}になってると思ってください。 

参照:排出放射性物質影響調査:http://www.aomori-hb.jp/index.html

 

 

ベクレル(Bq):1秒間に原子核が崩壊する数で放射能の強さを表す単位

 崩壊するときにでる放射線の種類やエネルギーの大きさには関係がない。

 単純に放射性物質の量を表します。

グレイは放射線を受ける量で、ベクレルは放射線を出す量という感じですね。 

実際影響として考えるときはシーベルトになります。

報道で椎茸から規制値(1kgあたり2000ベクレル)の6倍にあたる1万2000ベクレルの放射性ヨウ素を検出とありました。

そこでシーベルトを計算します。

経口摂取ではヨウ素131は換算量2.2×10‐8(10のマイナス8乗)をベクレルにかけます。

Sv(ヨウ素131)(経口)=2.2×10‐8 ×摂取Bq  となります。

すると、264μSvとなります。

 

出典:(独)放射線医学総合研究所(http://www.nirs.go.jp/index.shtml)(外部サイトへリンク)

http://www.nirs.go.jp/data/pdf/hayamizu0407-hi.pdf

この表からいくと、264μSvはレントゲン検査を受けた時と同じくらいとなります。(しかも椎茸を1日1kg食べた場合)

こうやって理解すると安心感はあります。

ちなみに簡単に計算できるサイトがありましたのでURLを入れておきます。

http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php?guid=ON

さて、放射性物質を大量に摂るとどうなるのか?も気になります。

ガンになると報道もありますが、過去の事例ではヨウ素131による甲状腺ガンになる方が摂ってない方に比べ多くなっていますが、それ以外のガンは報告がありません。

しかし、どれくらいの量を被ばくして発がんになるかは明らかになっていません。

ヨウ素は半減期(量が半分になる時間)が短く8日です。

水道水も1カ月もそのまま入れておけば問題なく飲めるということです。

半減期の長いセシウム(30年)は土壌などには問題がありますが、体内に入っても尿中に排泄されるため100日くらいで半分くらいにはなるようです。

海水への放出が問題になっていますが、これも元々海水にはヨウ素が含まれており、魚もエラから排泄もされるため、長期間、大量のヨウ素が放出されないと問題にはならないということです。

暫定規定値放射性物質で汚染された食品が出回らないように販売を規制するため食品衛生法により設けた基準。

これはそのものを一生食べ続けたときに影響の出る量で設定してあります。

それも5m Svで設定してあります。

そもそも生涯に受ける量が100mSv以下であれば、ただちに健康に影響を及ぼすおそれはありません。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001558e-img/2r9852000001559v.pdf 

 

 

 

シルキー薬局でも義援金を募ってたくさんの方からの「愛」を届けようと思っております。

もちろん、義援金・支援物資もとても大切です。

東北ではこれから復興に動き出し、生産や出荷が増えてくると思います。

私、個人としては東北産を買い、消費して支援していきたいと思っています。

                            

                                                   シルキー薬局:有村