毎日寒い日が続いて自宅や職場、学校などでも暖房が入って温度的には過ごしやすい状態だと思いますが、空気の乾燥で肌の乾燥も一段とひどくなります
乾皮症は、皮膚の表面の皮脂が減少することにより皮膚の水分が減少して、乾燥を生じてしまう病気です
腕や足、特に膝から下によくみられ、皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、ひび割れたりします。
また、かゆみを伴い、掻くと悪化して湿疹になったりします
「健康皮膚」
「乾燥皮膚」 ↓ この隙間から水分が逃げていきます
肌の潤いは、①皮脂、②角質細胞間脂質、③天然保湿因子の3つによって一定に保たれています。
この潤いを保つための日常生活の注意点です
・入浴時、ゴシゴシ洗い過ぎないこと
長くお風呂に入りすぎたり、ナイロン製のタオルなどを使ってゴシゴシ洗い過ぎないようにして皮脂を取りすぎないようにしましょう。
・お部屋の乾燥に注意
加湿器などを使ってお部屋の湿度を保ちましょう。
・刺激の少ない肌着に
皮膚を刺激すると痒みがひどくなります。ヒートテックなどの化学繊維は刺激になりやすいので中に綿などの肌に優しいのを着るようにしましょう。
・アルコールは控えめに
アルコールや香辛料などの刺激物は体が温まり、痒みがひどくなります。控えめにしましょう。
・肌の潤いを保ちましょう
皮膚に潤いを与える保湿剤などを塗りましょう。入浴後が効果的です。
上手な保湿剤の塗り方はこちら。
https://www.maruho.co.jp/hoshitsu/
薬剤師 有村