最近じめじめして嫌なお天気が続きますね
この後梅雨がきて本格的な夏がやってきますが、その前にそろそろ日焼けが気になりませんか
そこで今からしっかり対策で数年後のお肌をシミやしわから守るために、チョットおさらいがてら、紫外線について整理してみましょう
☆紫外線って何?
紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうち、波長が短くエネルギーの高い光のことです。 太陽光線は、大きく3つにわけて、紫外線、赤外線、可視光線があります。
☆紫外線の種類
紫外線は3種類あり、UV-A、UV-B、UV-Cに分けられます。このうち、UV-Cと呼ばれる最も有害な紫外線は、ほとんどがオゾン層によって吸収されてしまうため、地球上にはほぼ届きません。UV-Aは太陽が最も高くなる5月に最も多くなります。しかしながら、最も少ない冬の時期においても、UV-Aは2分の1にしかならず、年間を通して紫外線対策をする必要があるようです。また、UV-Bはオゾン量が最も減る8月頃に最も多くなります。
では有害とされる紫外線のうちUV-A、UV-Bについてみてみましょう。
○UV-A
UV-Aは皮膚の真皮まで届き、お肌のハリ、弾力に大切な成分である「コラーゲン・エラスチン線維」を切断させ、シワ、たるみの原因(光老化)になってしまうので、紫外線の中で有害性が弱いとはいえ浴びる量が多くなれば美容に悪影響が出てくるので注意が必要です。また、肌が黒くなるメラニン色素を生成しますが、これは紫外線から肌細胞を守ってくれる役割があります。
○UV-B
UV-Bはオゾン層によって吸収されるため本来は地表には届かないのですが、近年オゾン層の破壊が進み地表にも届いてしまっています。先にも述べましたが、UV-Bに最も気をつけなければならない季節は夏場の晴天時です。またこのUV-BはUV-Aと違いお肌の表皮までしか届きませんが、その有害性は紫外線Aの100~1000倍強いとされており、シミ、シワ、肌の乾燥などの美容に悪影響があるだけでなく、免疫力の低下、皮膚がん、白内障などの病気と深く関わっていることも分かっています。
では日焼けの種類や、どういったもので対策したらよいか次回にお話しますね
UVケア徹底ガイド参照
薬剤師;原口